2013年12月26日木曜日

花・詩・朗読

こんにちは。クローバーです。
年末皆お忙しい日々と思います。

そんな中、私は仙台文学館に行ってまいりました。
「星野富弘 花の詩画展」が
本日、最終日で絶対観たかったから。

彼の事を知ったのは 20年まえの夏。
著書をある限り読み、 妹と母は現地まで行きました。 

今回は母・妹・我が子で見学♪ 
花・食べ物・木・・作品は100点。

1つ1つ、じっくり見て聴いて
感じる事が出来る空間でした。

子ども達も飽きる事なく、
幾つか設置してあるタッチ式の詩の朗読に
耳を傾けました。 

彼の声の大きさ、高さ、感情の込め方に
心が無になるのを感じました。  

「いのち」     
いのちが一番大切だと思っていたころ 
生きるのが苦しかった     
いのちより大切なものがあると知った日 
生きているのが嬉しかった

2013年12月22日日曜日

魔法の手

こんにちは。
斉藤佳子です。

先日、埼玉へ出かけてきました。
目的は仕事だったけれど
どうしても会いたい人たちがいました。

その人たちは叔母家族。
叔母は女川町で被災しました。

長年営んでいた
美容院と自宅は流され
震災1年後には
最愛の夫さえも亡くしてしまいました。

つらく悲しい出来事。
しばらくは声をかけることさえはばかられた日々。

それでも、少しずつではあるけれど
前を向いて歩き始めています。

 私は叔母にどうしても
してほしいことがありました。

それは髪をブローしてもらうこと。

叔母は私が小さな時から
専属のスタイリストです。

七五三、成人式、そして花嫁と。
節目の時にはいつも
叔母の魔法の手がありました。
 
叔母の手にかかると
自分がキラキラと輝き始める。
それは本当に魔法のようでした。

久しぶりに見る美容師の姿。
みるみる私の髪は
空気をふくみふんわりとスタイリングされました。

最後に頬にチークをのせて一言。
『美人子ちゃん』

美人ではないけれど
いつもその言葉に 励まされ、
元気をもらってた。

その時を一番輝けるように
背中を押してくれた魔法の手。

私は知ってるんだ。
包丁を持つより
掃除機を持つより
ハサミを持つ方が好きだってこと。

本当に会えてよかった。
『ありがとう』

もうすぐクリスマス☆
   

2013年12月18日水曜日

傾聴するということ

こんにちは。クローバーです。

日に日に寒さが増してきて
フリースのぬくもりが愛しく思えるこのごろです。

あー、春よ、来い来い!!  

さて、「傾聴」という言葉。
あたしが初めて聞いたのは
福祉の専門学校時代。

人の想いを受け止め、真剣に耳を傾けること。
簡単なようで実は、
なかなかできない人が多い事に気づいたのは
震災後でした。

「ただただ、話したい。」、
「傍に居て耳を傾けてくれるだけでいい。」
つよく実感しました。

勿論、今も。  

2011年6月、あたしが
「自分も何かしなきゃ!」と
無我夢中で市役所で働いた頃、
心を軽くしてくれたのが
「cafe RUHUNA」でした。

駅前の市役所脇にある素敵なお店。
ハーブティーや紅茶、ケーキにパスタ、種類が豊富!
2週間に1度の贅沢で同僚とランチしたのが
行き始めたきっかけ。

スタッフの3人は忙しいにも関わらず、
仕事しながらもちゃんと話に頷いたり、
的確なアドバイスをくれたり、
本当に聞き上手な方々でした。

そこでの時間にどれだけ自分は救われたことか・・
感謝の思いでいっぱいです。

紅茶1杯で1時間居ても
嫌な顔1つせず、受け止めてくれました。  

今も時々、顔をだしては
語ってしまうあたし。
これからもお世話になります♪  

cafe RUHUNA
 平日10時~19時  土日祝日 10時~17時    
石巻市穀町12-5 セキモトビル1F
℡ 0225-23-8236   
9月より、火曜はパンの日として、
その日の午前中に焼いたパンをランチタイムに提供してくれます♪
(数に限りがあるので売り切れの際はご容赦下さいとのこと) 

2013年12月14日土曜日

ぴーちゃんとこんぶ茶

こんにちは。 斉藤佳子です。

「こんぶ茶飲みてー。」 と
次男が叫ぶときは
決まってぴーちゃん(私の祖母)の話をしているとき。

そう、こんぶ茶は次男にとって
ぴーちゃんとの大事な思い出。

こんぶ茶と次男との出会いは
3歳の時。
ぴーちゃんに出してもらったのがきっかけ。

子どもたちがまだ保育所へ通っている頃は
毎日のように女川の実家へ行っていました。

行けば子どもたちは
居間でぴーちゃんと 『こんぶティータイム』。

小さな茶碗に
こんぶ茶を作ってくれるぴーちゃん。

こんぶ茶が冷めるまで
爪楊枝でクルクルかき混ぜてくれるぴーちゃん。

それをまだかまだかと覗き込んでは
「あっちっちだからね。」 と言われてる子どもたち。

当たり前で、 なんでもない日常が
今では大切な思い出。

今、次男は一人で お湯を沸かし
こんぶ茶を入れています。

次男は これからもずっーと忘れない、
ぴーちゃんと過ごした
『こんぶティータイム』。

次男のココロにいつまでも
ぴーちゃんがいること。
母はうれしく思います。
 
石巻に初雪が降りました。

2013年12月9日月曜日

変わっていくこと・変わらないこと

こんにちは。クローバーです。

12月4日で震災から1000日目を迎えました。
東松島市では防災無線を鳴らし、
黙祷を呼びかけたそうです。

私は体調を崩し、病の床に臥せておりましたので、
夕方新聞で気づき、
心の中で静かに黙祷を捧げました。  

さて、本日お邪魔したお店は
[Resilience Bar]

「レジリエンス=変化する力」がお店のコンセプト。

1階にある石巻日々新聞
ニューゼさんとを繋ぐ階段の
眼の前にできました。

11月1日にオープンし、
丸1年というこのお店。

困難に対応する
しなやかな変化を創造する空間として、
多岐に渡る人物・団体と交流し、時間を過ごし、
多くの人に「変化する力のきっかけ」を提供したい・・。
という何とも居心地いいお店。 

ランチはドリンク付き840円、
もっちもちパスタやピザが頂けます♪ 

夜は美味しいお酒としゃれたおつまみが・・。    

店内はゆとりあるオープンなレイアウト。
今後は地域内外著名人との対談バー、
サッカー(女川コバルト-レが運営)を中心としたスポーツバーなどを
定期開催していくそうです!

100インチの大型プロジェクターもあるので
二次会やパーティーにもうってつけの場所です。

是非、足を運んでみてはいかがでしょうか?  

Resilience Bar
石巻市中央2丁目8-2 ホシノボックスピア 絆の駅内
昼11時~16時  夜19時~23時 
定休日は毎週日、祝祭日  
℡ 0225-98-7323

 

2013年12月5日木曜日

小さなまちの小さなお店

こんにちは。クローバーです。

県道398号線、
渡波から女川方面へ向かう
右カーブにある 黄色いお店。

確か、震災前から
いつのまにか窓に
ロールスクリーンがしてあった気がする。

「どうしたんだろ?」
「またそのうち開くのかな?」
なんて思ってるうちに時間が過ぎ・・・・

ふと、先月半ばに通ると オープンしてる!

「おかしの店 シュクル!!」
これは行かなきゃ!!

店内はいくらか雰囲気は変わったけど
お店の方も元気そう。
11月10日に再開したそうで、
手作りのウエルカムの看板もありました♪ 

クッキーやケーキ、プリン、エクレアなど・・
この日は女川に住む姉のバースデーだったので
母と義兄、あたしと姉、
それぞれの好きそうなのをチョイス! 

ケーキについてる小さな紙に
当たりが出たら ショートケーキ1個プレゼントだって!!

実はあたし、当てちゃいました!!

石巻市流留字赤坂18-1  0225-25-5145
am8時半~pm19時 火曜定休