2013年2月8日金曜日

『まぐれる』

斉藤佳子です。

地方には方言がありますね。

『まぐれる』
 
これも方言です。
さぁ、意味はなんでしょう?

実は、この私もわからず
意味を聞いてしまいました。

聞いた方には
「まだや~どごのお嬢さん!?
女川だったらわがっぺ~。」
(訳:どちらのお嬢さんですか?
  女川出身ならわかるでしょう。)
と言われてしまいました。

さて、『まぐれる』の意味は… …
『汚れる』という意味でした。
全然つながってませんよね(笑)

方言はおもしろい。
こちらが標準語だと思っていた言葉が
方言で
恥ずかしい思いをしたり
地方の方と
方言の話で盛り上がったり。

はたまた
都会では方言がなく寂しいとか!?

さて、
『いづい』
『んだ』
『たごまる』
『すっぱね』
『たっぺ』  
すべて石巻弁です。

さぁ、どんな意味かお考えください!
 
それもまた楽しい。
 
まさに『まぐれでるー。』です(笑)


『いづい』→窮屈な感じ。歯に異物がはさまってる感じ。
(表現がとても難しいです。)
  例:あ~歯にイガはさまって「いづい」なぁ。

『んだ』→会話の中での相槌です。
  例:「斉藤さんってめんこいよね。(かわいい)」「んだ。」

 『たごまる』→衣服などが丸まってるさま。
例:靴の中で靴下「たごまって」いづいなぁ。

 『すっぱね』→雨のあと衣服に付く泥の粒。
例:なんだべ、ズボンに「すっぱね」はねで。
 
『たっぺ』→道路が凍ること。アイスバーン。
例:今日の朝は道路が「たっぺ」であぶねがった。

2013年1月16日水曜日

いろいろな支援のかたち

斉藤佳子です。
石巻には震災後
たくさんのボランティアの方たちが
来てくれました。

泥かきをする人
炊き出しをする人
物資を運ぶ人
本当にこの人たちがいなければ
今の石巻はなかったと思います。

そして今、 支援のかたちは
どのように変わっていっているのでしょう。

普通に生活していたら
「もう、ボランティアの人って いないんでしょ。」
って思ってる人はたくさんいると思います。

たぶん私もボランティアの方と
関わることがなかったら
そんな風に思っていたかもしれません。

私がお世話になっている
ボランティアの方の
お話をします。

その方は震災当初から
石巻でボランティアをしていました。

本業は東京で雑貨屋を経営する
オーナーです。
お店が休みのときは
高速バスで石巻へ来ては
事務、雑用をこなし
また高速バスで東京へ戻るという
生活でした。

その方が最近、
東京の雑貨屋を引っ越すと言って
店じまいをしてしまいました。
なんとその引っ越し先は
『石巻』

話を聞くと
「石巻でお店を開こうと思って。
きっとあまりお店は繁盛しないと思うから
ネット販売とか頑張って
石巻にたくさんの税金を納めるのが目標です!!」

私は目がテンです。
そんな思いを持って
住み慣れた土地を離れる
決意は計り知れません。

私には…できないな。

そんな決意をさせる何かが
石巻にはあるのだろうか…。
もしそうであったのなら すごくうれしい。

私は、Aちゃんが来たら
大歓迎だし、
困ったことがあったら
協力したい。
何でもしてあげたいです。

見えない支援が
いろんなところで
生まれています。
私はそんな人たちを
ずっと応援していきたいです!!
それが私の恩返しだから。
Aちゃんが私たち『O.B.N布さんだる』のロゴを作ってくれました!!
 O.B.N布さんだるイベント情報:わわプロジェクト 
つくることが生きること『神戸 展』http://kobe.wawa.or.jp/
     

2012年12月2日日曜日

変化

うちの子どもたちが胃腸炎でダウンする中
ひとり元気な斉藤佳子です。

皆さんは風邪などひかず元気に
過ごしてますか?

震災から1年と9か月が過ぎようとしています。
そんな中、家族の中で震災後
1番変化があったのは自分だなぁと
思うことがあります。
とくに最近は。

夫さんは
震災前と変わらず ありがたいことに、
同じ仕事をしています。

子どもたちは
学校へ行き勉強をして
遊んで毎日過ごしています。

私といえば…
仕事をしていた実家が流され
仕事をすることがなくなりました。
でも、布さんだるという
ライフワークが出来ました。

そこからいろんな方々と
つながることができ
こうしてブログなんぞを
書かせていただいています。

そして、最近新しい変化が1つ。

近所で再開されるスーパーで
働くことになりました。
これは大きな変化です。

この変化には
当然、震災の影響が大です。
なぜなら震災の影響により
夫さんの給料カットがあるからです。

ぶっちゃけ、かなり厳しいです。

この影響は
私たちだけではなく
周りも同じような状況だと思います。

私の友達は
全壊の家を直し
住み始めました。
もちろん2重ローンです。

そんな人たちが
たくさんいます。
家が残った私たちでさえ
厳しさを味わっているのに
こうして、2重ローンを
抱えてる人たちは
もっともっと厳しい状況にあります。

文句なんて言ってられない
誰のせいでもない。
この苦境を
自分たちで乗り越えていかなければ!!

そんな気持ちが
私を後押ししています。

新しい変化の1歩が
また進み始めました。

外に出れば
きれいな花に出会えることもあります。
それだけで幸せを感じられます。

2012年11月9日金曜日

ぴーちゃん

斉藤佳子です。

今日、何気なしに小学2年生の息子が言いました。
「ぴーちゃんって津波で流されなかったら何歳?」
私:「津波の時は93歳だったから94歳かな。」
息子:「津波なかったら生きてたよね。会いてーなー。」

「ぴーちゃん」とはこちらの方言で
祖祖父、祖祖母のことです。

たまに会話の中に祖母のことが 出てくるのですが、
さすがに今日の会話は
心にじわじわ沁みてくるものがありました。

子が2歳の時、祖母が詠んだ短歌があります。

「ぴーちゃん」と優しく呼び居し二才兒も
この頃逞し兄に倣ひて

私も祖母に会いたいです。

写真は8歳になった息子。さらに逞しくなりました。

2012年10月26日金曜日

布さんだる*11月のイベント

こんにちは。斉藤佳子です。

11月のイベント三連発です!!
お近くの方はぜひぜひお越しくださいませ。

【東日本大震災復興支援「つくることが生きること」新潟ワークバザール2012】
11月3日(土)~18日(日)
会場:新潟市の上古町商店街(上古町商店街振興組合)
http://niigata.wawa.or.jp/

【2012東北大学祭 東日本大震災復興フェア】
11月2日(金)~4日(日)
会場:東北大学川内キャンパス厚生会館及びデッキ(宮城県仙台市)
http://www.festa-tohoku.org/index.html

【くるんで】
11月10日(土)~11日(日)
会場:宮城県石巻市
Berry's Kitchen http://pontic.net/?eid=26

11月はどこもイベント盛りだくさんですよね。
まだまだ、震災を忘れず
助けてくれる方たちがいることに 本当に感謝です。

2012年10月5日金曜日

実りの秋

こんにちは。斉藤佳子です。

あの暑さから一転して
ようやく秋の気配が
感じられるようになった石巻です。

いつものようにお隣の女川町では
『さんま祭り』が開催され、
福島・いわき市の実家からは
『豊水梨』が送られてきました。

脂がのったさんまと、酸味と甘さが絶妙な梨と。

これらも、あの暑さを乗り切って
私のもとへやって来たんですよね。

私もこの夏は少しは成長したかな。
夏の集大成が秋、冬に発揮されるんだ!
そう思うとこれからの自分に
ワクワクドキドキしてしまいます。

ということは… 私に脂か酸味か甘さ、
どれかがのってるはずですよね。
どうか脂じゃありませんように(笑)

4年前に購入したオリーブの木に、
初めて実がつきました。

2012年9月28日金曜日

布さんだる

こんにちは。 斉藤佳子です。

以前のブログでも紹介させていただきましたが、
私は1年前から友人2人と
布さんだる(私たちが作る布ぞうりをこのように呼んでいます。)を
製作しています。

この活動も9月23日で
1周年を迎えることとなりました。

1年間続けてこられたのは、
周りの方の協力と、応援してくれる
みんながいてくれたからです。
『感謝』 この一言に尽きます。

今年の始まりは
5月に石巻で行われた
『いしのまきクラフトフェア』からでした。

このイベントは石巻を元気にするべく、
モノづくりをされている石巻在住、出身の
名のある 方々の企画、販売でした。

ご縁があり、私たち『O.B.N』(活動名)も
参加させていただくことになりました。

このイベントへ参加することで
新聞折り込み冊子へ紹介していただき、
さらに仙台中心部で販売を していただけることになりました。

そして、インターネットでの販売。
(NPOから支援で販売しています。『応援最中』)

今年の夏は布さんだる一色でした。
購入していただいた方から
「これではダメだ!!」 とダメ出しをされたこともありました。

これも勉強!と気持ちを入れ替え
3人で協力してきました。

頑張ってる姿を見ている人はいないけれど
頑張ったことはきっと認められる。
そう信じてこれまで活動してきました。

まだまだ布さんだる作りは終わりません。
11月には大学の学園祭、
石巻でのイベントへ参加します。

いつの日か、 このブログをご覧いただいてる方々にも
布さんだるを手に取ってもらえる日が
来ることを楽しみにして
これからも布さんだるを
作り続けていきたいと思います。


いしのまきクラフトフェア http://ishi-cra.jugem.jp/
応援最中 http://www.oenmonaka.org/obn-shop/
O.B.N http://o-b-n.jugem.jp/