2012年5月18日金曜日

再開の日に

震災から1年一か月が過ぎた4月29日
実家の稼業(八百屋)が店舗として再開しました。

女川町きぼうのかね商店街 あべしん(阿部新)

震災当初は両親も仕事どころではなく
自分たちがこれからどうすればいいのか どうなるのか…
考える余裕さえありませんでした。

私の家に避難してから
『仕事はもうできない。やめるしかない。無理だ。』
もうあきらめの言葉しかありませんでした。
私も再開できるとは思いませんでした。

それから、瓦礫も少しずつなくなり
周りが動き始め、支援の輪が広がり
弟が京都から店を手伝うために帰ってきて。

両親の心もゆっくりと前向きに進み始めました。

再開した店は以前の半分もない広さ。
店に陳列しているものは、
野菜・果物のほかに
ストール・民族楽器・陶器にクッキー。

以前はなかった雑貨たちが並んでいます。

お越しくださるお客様は
『いろんなものがあって楽しい!』
と言って下さいます。

以前とはちょっと違う『あべしん』。

再開をして、今がスタート地点。
これからもずっと『あべしん』を見守り
応援していきたいと思います。

がんばれ!!あべしん!!

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