2013年9月10日火曜日

ミシン

斉藤佳子です。

私がミシンを買ったのは
かれこれ20年ほど前。

社会人になり
はじめての月賦払いで(笑)

それから
何度か存在を忘れられては
引っ張り出され。

結婚してからは
子どもの雑巾を縫うためだけに
使われていたミシン。

その後 布小物作りにはまり
私にはなくてはならない存在になりました。

そして、震災後
唯一私の心を無にしてくれたのが
ミシンでした。

何かを作っている時だけ
心穏やかに過ごすことができました。

震災時 知り合いから
支援物資を送ってもらい
『お礼に何か返したいな
私にできることは何かな?』 と考えました。

当時はお店も開いていなかったし
家にあるもといったら
お気に入りの布たち。

『この布で何か作ろう。』

そして、作ったのが
ポケットティッシュケース。

使うとき震災を
思い出してもらえるかな。
感謝の気持ちと、
そんな思いを込めて
作りました。

ミシンは今
布さんだるの鼻緒づくりで大忙し。

1度だけ修理に出したミシン。
それからは毎日元気に
ダダダダダッーと 針を動かしています。

これから30年40年… 何があっても
大事に大事に使っていきたいです。

修理に出したとき『丁寧に使って下さいと。』言われてしまいました(苦笑)

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